家事の分担が上手くいかなくて、離婚する家庭もあると言う事実を知っていましたか?
共働き家族は、家事を誰がどの程度するのか、非常にデリケートで重要な問題です。
そもそも、共働きなのですから、どちらも家事に費やすことができる時間が限られているのです。
夜も寝る暇を惜しんで家事をするワケには行きません。間違いなく身体を壊してしまいます。だからと言って、仕事を放り投げて家事をするワケにも行きません。
しかし、全てを家事代行に全てをお任せするには、費用がかかりすぎますよね。
家事分担をしっかりする為にどんな事に気を付けたらいいでしょうか?
共働き世代の旦那さんの参加割合は2割以下!
実は日本では18.3%の割合でしか旦那さんが家事を手伝っていないのです。
【Newsweek日本版 2016年3月1日 掲載】
驚きの数字に驚愕してしまいますよね。日本は、世界で一番家事を手伝う旦那さんが少ない国なのです。
なぜ、こんなにも少数の人しか家事をしないのでしょうか?
第一に、日本の会社の形態が、残業するのが美徳という雰囲気が未だに残っているからではないでしょうか?
そもそも会社にいる時間が長すぎるので、家の家事を手伝う時間が取れない場合が多いようです。
また、都心の方は、通勤時間が長い場合もありますよね。
家事を手伝いたい気持ちはあるけど、時間的にできない場合もあります。
また精神的にも、家事は女性の仕事と思っている時代遅れな風潮がまだまだ残っています。
日本は先進国なのに、とても残念なことです。
家事をこなすのは、その家に住んでいる二人の仕事という風潮がもっと根付くと良いのですが、なかなか難しいですよね。
昔より、専業主婦が減り、共働きの家庭が圧倒的に多い現代ですから、二人で協力して、半分ずつ家事をこなすのが理想です。
家事分担を一気に進めると離婚になりかねない!まずはじっくり
家事の分担が上手くいかずに、片方が仕事と家事の両立に苦しみ、離婚を考えている。。。。そんな状況を想像しただけで、ゾッとします。
あなたの家庭がそうならない様にするには、実際にどうすれば良いのでしょうか?
まず、半分以上(もしくは全部)家事をしている方が、全ての家事を箇条書きでリストを作ります。
その上で、現在担当している方の名前をそのリストに一つずつ書いてみてください。
半分以上、もしくは全部が一人の名前で埋まってしまった場合は、非常に要注意です!
そのことが原因で離婚を言い出されない様に、一つずつ話し合い、担当を変わって行ってください。
理想は、もちろん50%ずつ担当するべきだと思いますが、急には無理な場合が多いかと思います。
そういう時は、期限を設けて、1ヶ月後までにはここまで、3ヶ月後にはここまでという様な形を決めておきます。
その様なシステムを構築できれば、あとは、二人でちゃんと実践していくのみです。
急なプロジェクトなどで仕事が激務になり、家事ができない場合も実際にはあるかと思います。
出張で家を空けないといけない職種の方もいるかと思います。
そういう時は、1週間〜1ヶ月単位で期間を明白にした上でパートナーの家事を代わってあげて、サポートします。
もしくは、そういう時こそ、家事代行にお願いして出来ない方の担当の家事分担をヘルプをしてもらいます。
その代わり、出張やプロジェクトが終了した後には、もちろん家事を元どおりこなしてもらいます。
この様に具体的な方法を二人の間で決めておくと、チームワークが取りやすく、
家事と仕事を両立しやすいです。
どちらかが離婚を考える様な深刻な事態になる前にチームワークが出来ていれば、連携が取れるので、何かと良い結果を招きます。
お互いをリスペクトしてお互いを想う気持ちが一番大切ですね。
家事の担当を決める時は、お互いに冷静に話し合いましょう!
今までの恨み辛みを話してもあまり生産性がない様に思います。
特に女性は、感情的に自分の辛さを伝えたくなります。
しかし、実際にやったことのない相手に、言葉で感情面を伝えてもあまりピンとこないものなのです。
ですから、実際に家事をやってもらう方がよっぽど伝わります。
過去は、過去として水に流して、これから相手がきちんと毎週やってくれるかどうかに期待をします。
また実に単純な事ですが、家事をきちんとこなして相手に褒められたり、笑顔で見守ってくれると、家庭が和みます。結果的には、お互いに暮らしやすいです。
逆に家事のやり方に口を出してしまったり、ネガティブな雰囲気を出していると、家庭がギスギスしてしまい、結果的には一緒に暮らすこと自体が非常にストレスになります。
そういう環境では、相手に離婚の話を出されても仕方ない様に思います。
共働き家族の家事分担と離婚のまとめ
今回は、家事の分担をしくじると離婚の危機になりかねないことをお話ししました。
特に、共働きの場合、お互いに家事に使える時間があまりないので、二人で協力していく姿勢が一番大事です。
日本は、家事を手伝わない旦那さんが多いです。大変残念な結果です。しかし、あなたの家庭から、この状況を打破してください!
きっと、小さなことからコツコツ始めれば、大きなことも劇的に変わります。
家事は、二人で住んでいる家の事ですので、半分ずつ分担するのが当たり前だと
それぞれのご家庭で根付いていくといいですね!
頑張りましょう!!